Honey jam(ハニージャム)旅先で出会ったカレ&忘れられないヨル
あなたは今日もとあるビーチへと赴いていた。そのビーチはいわゆるナンパ目的の人が集まる場所。ナンパ男に声をかけられついていこうとすると、再び隼人に助けられる。
何か事情があると気づいた隼人は、経営している海辺のカフェへとあなたを招待するのだった。
傷心旅行で南の島を訪れたことを隼人に伝えると、彼はあなたのことを心から気にかけ、観光案内を買って出る。
思いがけない提案に驚くも、一人になりたくなかったあなたはそれを受け入れる。
親切に、純粋に、隼人はあなたを楽しませるために南の島を案内してくれるのだった。
観光をはじめて数日が経った頃。今日もホテルまで送り届けてくれた隼人。いつものように別れるはずだったが、あなたは縋るように彼の手を握る。
一人になりたくない、傷ついた心を上書きしたい、そんな気持ちもわずかにあるも、それより何より……隼人のことを深く知りたいと思う気持ちが大きくなっていた。求めるあなたに隼人は「男は単純なんですから勘違いしますよ。もっと自分を大切にしてください」と優しく諫める。自暴自棄でも、誰でもいいとかではない。「彼」がいい。
「今だけ、勘違いしてほしい」とあなたは懇願し……恋人のように熱くとろけるような夜を過ごす――
今日も観光を終え、沈みゆく夕日を眺めながら明日の予定を尋ねてくる隼人。あなたは声を振り絞り「今日が最終日なんです」と小さく告げる。隼人はわかっていたかのように小さく笑って「どうかお元気で」と優しい声音で紡ぐ。
そして……どちらともなくキスを交わすのだった。
名前しか知らない旅先で出会った人。
ふたりの関係はこれで終わりを告げる……はずだったけれど――?
隼人視点のお話です。
隼人の想いとは――
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